こんにちは、ケイセイです。
このブログでは、現役ネットワークエンジニアが資格や転職について発信しています。
CCNP ENCORに合格するための勉強方法について知りたいです
以上のような、質問にお答えします。
・CCNP ENCORについて
・合格するための勉強方法
・実際に試験を受けてみて
- この記事を書いた人
現役ネットワークエンジニアの私が2カ月で合格した方法を紹介します。
合格証明書も以下に貼っておきます。
CCNPとは?
まずは、CCNPという資格について軽く説明します。
Cisco Certified Network Professionalの略で、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、プロフェッショナルレベルの技術者を認定する資格です。
ネットワークエンジニアの間では有名な、CCNAの上位資格に位置付けられています。
取得をすることで大規模ネットワークの導入~保守までの技術を保有することが証明されます。
CCNPの種類
CCNPは以下の5種類があります。
この中でもCCNP Enterpriseが日本語で受験出来るのと、ルーティングやスイッチングなどの馴染みのある分野が試験範囲であるため、最も人気の試験になっています。
・CCNP Enterprise
・CCNP Security
・CCNP Collaboration
・CCNP Data Center
・CCNP Service Provider
CCNPの取得条件
CCNPは必須科目であるコア試験(ENCOR)+選択科目1種の計2科目に合格することで取得可能となります。
必須科目 | 選択科目(どれか一つ) |
350-401 ENCOR | 300-410 ENARSI |
300-415 ENSDWI | |
300-420 ENSLD | |
300-425 ENWLSD | |
300-430 ENWLSI | |
300-435 ENAUTO |
ENCORはCCNPを取得するうえでの必須科目になります。
CCNP ENARSIの勉強方法については、以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
CCNP ENCORとは?
CCNP ENCORは前述した、CCNPを取得する際の必須科目です。
ルーティング・スイッチングなどのおなじみのセクションに加え、仮想化や自動化といった最近のトレンドまで幅広く出題される試験になっています。
出題内容
出題内容は以下となっております。
セクション | 配点割合 |
アーキテクチャ | 20% |
仮想化 | 10% |
インフラストラクチャ | 30% |
ネットワークアシュアランス | 10% |
セキュリティ | 20% |
自動化 | 10% |
幅広い技術を問われる試験になっています。
バージョンアップでの変更点
2023年9月20日よりCCNPがバージョンアップされました。
出題内容に大きな変更点はないとのことですが、これから受験される方は一度確認しておいてもいいかもしれません。
詳細はこちらをご覧ください。
試験時間・問題数・合格点・受験料
以下になります。
試験時間 | 120分 |
問題数 | 100問前後 |
合格点 | 825/1000 |
受験料 | 57,200円(税込) |
受験料高すぎますね・・・
CCNP ENCORの勉強に利用した参考書・学習サイト
私は以下の参考書と学習サイトを利用して勉強をしておりました。
【参考書】
シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集
[対応試験]コア試験ENCOR(350-401)
【学習サイト】
CCNP ENCORは浅く広く暗記していれば解けるような問題が多いので、上記の2つだけで十分合格することが可能になります。
CCNPに合格するためのおすすめ参考書・学習サイトは別記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。
CCNP ENCORの勉強方法
私がCCNP ENCORに2カ月で合格した勉強方法について紹介します。
・参考書で読み込みインプットを行う
・Ping-Tで問題を解く
・参考書についている問題を解く
勉強時間は平日3時間、休日5時間を目安にして取り組んでいました。
合格までにかかった時間は約150時間でした。
参考書でインプットを行う
まずは参考書を1周読み込みます。
理解できなかったり、苦手意識がある箇所については付箋などで印をつけておきます。
印をつけた箇所についてはWebサイトで調べたり、もう一度読み返して理解を深めます。
参考書は以下を使用していました。
シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集
[対応試験]コア試験ENCOR(350-401)
ENCORの受験に必要な知識が体系的に勉強できる良書です。
この一冊だけで合格できるくらいの知識は十分に身に着けることが出来ます。
ステップ2 Ping-Tで問題を解く
IT系の資格を受けたことがある人なら一度は聞いたことがある有名サイトの「Ping-T」を利用して問題を解きました。
正答率が9割以上になるまで何度も繰り返し解きました。
間違えた箇所については解説を見たり、Webで調べたりして理解度を上げていきました。
合格体験記を見ることが出来るため、モチベーションアップにもつながりました!
ステップ3 参考書についている問題を解く
模擬試験のような感覚で解きました。
難易度としては
ENCOR>参考書の問題≧Ping-T
くらいだったと記憶しています。
私の場合、9割ほどの正答率だったため、この時点で試験を受けることにしました。
実際に試験を受けてみて
出題形式
出題形式は以下の3つとなっていました。
- 選択問題
- 複数選択問題
- ドラッグ&ドロップ
100問のうちほとんどが「選択問題」で「複数選択問題」と「ドラッグ&ドロップ」は数問ずつしか出題されませんでした。
難易度
Ping-Tより少し難しかったですが、理解していれば十分解ける内容でした。
また、広く浅く出題されたため、暗記していれば解けるような問題が多かったです。
ただ、120分で約100問を解かなければならなかったため、スピードはかなり求められました。
勉強の段階から解くスピードは意識したほうが、本番で有利に進められると感じました。
試験結果
セクション毎の正答率になります。
合格体験記を見てみると平均して75%以上であれば合格されている方が多いようです。
まとめ
この記事のまとめです。
・試験範囲はかなり広範囲になっている
・参考書1冊とWebサイトでの勉強で合格は可能
・本番の問題はPing-Tより少し難しいが、理解していれば十分解ける内容
最後までお読みいただきありがとうございました。
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