【2023年度】Cisco Packet Tracerの使い方・設定方法をキャプチャ付きで解説!

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こんにちは、ケイセイです。
このブログでは、現役ネットワークエンジニアが資格や転職について発信しています。

・Cisco Packet Tracerのインストールは完了したけど使い方が分からないです
・Cisco Packet Tracerでルーター・スイッチを設定してみたいです
・Cisco Packet Tracerで資格対策やネットワークの勉強を行いたいです



以上のような、疑問を解決します。

この記事の内容

・Cisco Packet Tracerの使い方

・Cisco Packet Tracerでの設定方法をキャプチャ付きで解説

この記事はこんな人におすすめ!

・Cisco Packet Tracerのインストールまで完了した方

・Cisco Packet Tracerの使い方を知りたい方

・Cisco Packet Tracerで資格対策・ネットワークの勉強を行いたい方

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Cisco Packet Tracerのインストール方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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目次

Cisco Packet Tracerの使い方

Cisco Packet Tracerの基本的な使い方について解説していきます。

起動

Cisco Packet Tracerのアイコンをクリックします。

Cisco Packet Tracerの使い方1
Cisco Packet Tracerの使い方1

初回起動時にはログインを求められるため、「Cisco Skill For ALL」をクリックし、ログインを行います。

Cisco Packet Tracerの使い方2
Cisco Packet Tracerの使い方2

以下の画面が表示されたら起動完了です。

Cisco Packet Tracerの使い方3
Cisco Packet Tracerの使い方3

画面の見方・操作方法

ホーム画面でよく使うのは「編集モード」、「大カテゴリ」、「中カテゴリ」、「小カテゴリ」の4つです。

・編集モード:利用した機器の削除などを行う
・大カテゴリ:「ネットワーク機器」や「エンドデバイス」などのジャンル毎の機器を選択できる項目
・中カテゴリ:「ルーター」や「スイッチ」といった詳細な機器を選択できる項目
・小カテゴリ:実際に利用する機器の型番などを選択できる項目

Cisco Packet Tracerの使い方4
Cisco Packet Tracerの使い方4

大~小カテゴリで利用したい機器を選択し、ドラッグ&ドロップすることで簡単に機器を設置することが出来ます。

Cisco Packet Tracerの使い方5
Cisco Packet Tracerの使い方5

設置した機器をクリックするとポップアップが表示され、インターフェースの追加や、CLIでのコンフィグ投入を行うことが出来ます。

Cisco Packet Tracerの使い方6
Cisco Packet Tracerの使い方6

機器の削除方法

赤枠の「×マーク」をクリックします。

Cisco Packet Tracerの使い方7
Cisco Packet Tracerの使い方7

削除したい機器をクリックします。

Cisco Packet Tracerの使い方8
Cisco Packet Tracerの使い方8

ポップアップが表示されるので、「Delete」をクリックします。

Cisco Packet Tracerの使い方9
Cisco Packet Tracerの使い方9

機器が削除されたことを確認します。

Cisco Packet Tracerの使い方10
Cisco Packet Tracerの使い方10

実際に設定してみた

ルーターを2台用意し、各ルーターの配下にパソコンを接続してPingが通るか確認してみます。
設定手順は以下になります。

1.機器の配置
2.機器同士の接続
3.パソコンの設定
4.ルーターの設定
5.疎通確認
6.Packet Tracerの保存

以下のネットワーク構成になるように設定を行います。

完成図
完成図
STEP
機器の配置

まずは、ルーター2台を配置していきます。今回は「Cisco 1841」を利用していきます。

ルーターアイコンを選択し、1841ルーターをドラッグ&ドロップで配置。

機器の配置1
機器の配置1

パソコンも同様の手順で2台配置していきます。

機器の配置2
機器の配置2
STEP
機器同士の接続

次にケーブルを配置して機器同士の接続を行っていきます。

大中カテゴリで⚡マークをクリックし、小カテゴリの「クロスケーブル」をクリックします。
同時にワークスペース上のマウスカーソルが変わることを確認します。

機器同士の接続1
機器同士の接続1

マウスカーソルが変わった状態で機器をクリックし、ケーブルを接続したいインターフェースをクリックします。

機器同士の接続2
機器同士の接続2

ほかの機器でもケーブル接続作業を行っていきます。今回は以下のインターフェースで接続を行いました。

機器同士の接続3
機器同士の接続3

現状、ケーブルを接続しただけでリンクダウンしているため赤マークになっています。ルータ側でno shutdownをすることでリンクアップし緑色のマークに変わります。

STEP
パソコンの設定

パソコンに設定を入れていきます。
以下の赤枠のIPアドレスとホスト名を基に設定をしていきます。

パソコンの設定1
パソコンの設定1

PC1をクリックし、Desktopタブをクリックし、「IP Configuration」をクリックします。

パソコンの設定2
パソコンの設定2

「FastEthetnet0」が選択されていることを確認し、「Static」にチェックを入れ、「IPアドレス」と「サブネットマスク」、「デフォルトゲートウェイ」を入力します。

パソコンの設定3
パソコンの設定3

PC2でも同様の手順で設定を行っていきます。

パソコンの設定4
パソコンの設定4

以上でパソコンの設定は完了です。

STEP
ルーターの設定

ルーターに設定を入れていきPingが通るようにしていきます。
赤枠の箇所を設定していきます。

ルーターの設定1
ルーターの設定1


以下手順で設定していきます。

1.ホストネーム変更
2.インターフェース設定
3.スタティックルーティング設定

router1をクリックし、ポップアップが表示されたら「CLI」タブをクリックします。
CLI画面が表示されるとルーターの初期セットアップが始まっており、「Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:」というメッセージが出力されているので、「no」と入力してEnterを押下します。
※yesと入力すると対話形式のセットアップモードに入って最低限の設定を行うことが出来ます。しかし、基本的にはコマンドで設定を行っていくので、大体の場合はnoを選択します。

ルーターの設定2
ルーターの設定2

Enter押下後、プロンプトに
Router>
と表示され、ユーザーモードになります。

次にホスト名を変更するのでプロンプトに以下コマンドを入力します。

Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#hostname router1
router1(config)#exit

プロンプト上のホストネームが変更されたのを確認後、インターフェース設定用のコマンドを入力します。

router1#configure terminal
router1(config)#interface fastEthernet 0/0
router1(config-if)#ip address 192.168.0.254 255.255.255.0
router1(config-if)#no shutdown
router1(config-if)#exit

router1(config)#interface fastEthernet 0/1
router1(config-if)#ip address 192.168.1.254 255.255.255.0
router1(config-if)#no shutdown
router1(config-if)#end

router2も同様の手順で設定変更を行っていきます。
以下コマンドになります。

Router>enable
Router#configure terminal
Router(config)#hostname router2
router2(config)#exit

router2#configure terminal
router2(config)#interface fastEthernet 0/0
router2(config-if)#ip address 192.168.2.254 255.255.255.0
router2(config-if)#no shutdown
router2(config-if)#exi

router2(config)#interface fastEthernet 0/1
router2(config-if)#ip address 192.168.1.253 255.255.255.0
router2(config-if)#no shutdown
router2(config-if)#end

router1と2両方で「show ip interface brief」を入力し、ipアドレスが設定されていることと、インターフェースがアップしていることを確認します。

ルーターの設定3
ルーターの設定3
ルーターの設定4
ルーターの設定4

GUI上でもリンクアップしたことで緑マークに変化していることを確認できます。

ルーターの設定5
ルーターの設定5

スタティックルーティングの設定を行います。
router1に以下コマンドを入力します。

router1>enable
router1#configure terminal
router1(config)#ip route 192.168.2.0 255.255.255.0 192.168.1.253

router2に以下コマンドを入力します。

router2>enable
router2#configure terminal
router2(config)#ip route 192.168.0.0 255.255.255.0 192.168.1.254

router1と2両方で「show ip route」を入力し、ルーティング設定が反省されていることを確認します。

ルーターの設定6
ルーターの設定6
ルーターの設定7
ルーターの設定7

以上でルーターの設定は完了です。

STEP
疎通確認

PC1からPC2にpingを打って疎通が通るか確認します。

疎通確認1
疎通確認1

PC1をクリックし、Desktopタブをクリックし、「Command Prompt」をクリックします。

疎通確認2
疎通確認2

以下コマンドを入力し、pingが通ることを確認します。

ping 192.168.2.1

疎通確認3
疎通確認3

以上疎通確認になります。

STEP
Packet Tracerの保存

最後に作成したネットワークトポロジーを保存します。「File」をクリックし、「Save」をクリックします。

Packet Tracerの保存1
Packet Tracerの保存1

保存されたことを確認します。

ケイセイ

以上で設定の方完了です!

まとめ

この記事のまとめです。

・Cisco Packet TracerCisco Packet Tracerの使い方について解説

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

SIer勤務の26歳|21歳で大学中退|文系未経験でSESへ入社し監視オペからスタート|2年後他SESへ転職|NW設計構築案件で2年働く|大手子会社のSIerへ転職|現在Ciscoなどのネットワーク製品の設計構築を担当

このブログでは大学中退というどん底からIT業界へ飛び込んだ私の経験を基にIT業界に関する情報を発信していきます。

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