こんにちは、ケイセイです。
このブログでは、現役ネットワークエンジニアが資格や転職について発信しています。
・SESエンジニアのリアルな年収について知りたいです
・SESエンジニアの年収の限界値はどのくらいでしょうか
・年収の上げ方を知りたいです
以上のような、疑問を解決します。
今回はSES時代の私とその同僚のリアルな年収を公開します。
年収については実際に聞いたり、会社で公開されている給与テーブルを参考にしているので信憑性の高いものになっております。
さらにSESエンジニアの年収の限界値や年収を上げる方法についても紹介するのでぜひご覧ください。
・SESエンジニアのリアルな年収について知りたい人
・SESエンジニアの年収の限界値を知りたい人
・現在SESに在籍していて年収を上げたい人
- この記事を書いた人
SES社員のリアルな年収をお届けします!
SESのリアルな年収
私は過去に2社のSESに在籍していたため、会社別に年収を公開していきます。
また、私のほかに「先輩」「リーダー」と「マネージャー」の年収もあわせて公開いたします。
1社目
私の年収は額面で290万円くらいでした。
内訳としてはこんな感じです。
- 月給23万円(みなし残業30時間込み)
- ボーナス年15万円
この会社は未経験でもどんどん採用している会社だったので、給料もかなり低い水準でした。
ちなみに退職金制度もありませんでした。
昇給については年5000円くらいだったかと思います。
昇給や資格手当で少し給料がアップしたので、最終的には305万円くらいまで年収アップしました。
今考えると額面23万円でみなし30時間込みってなかなかエグイですね。。。
ほかの人の年収
先輩、リーダー、マネージャーの年収はこんな感じです。
役職 | 年収(額面) |
先輩(4年目平社員) | 310万円 |
リーダー | 350~400万円 |
マネージャー | 450~500万円 |
マネージャークラスでも500万円行くか行かないかのレベルだから驚きです。
何十人もの部下のマネジメントをしつつ自身も案件で稼働させられていたので、明らかに年収と仕事内容が不釣り合いに見えました。
2社目
私の年収は額面で390万円くらいでした。
内訳としてはこんな感じです。
- 月給27万円
- ボーナス年70万円
この会社は比較的大きい規模で業績もよかったため、ボーナスを多くもらえました。
昇給については1社目と同じで年5000円くらいだったかと思います。
1社目と同様に昇給や資格手当で少し給料がアップしたので、最終的には410万円くらいまで年収アップしました。
2社目は残業代も全額支給でボーナスも多くもらえたので満足感高めでした!
ほかの人の年収
先輩、リーダー、マネージャーの年収はこんな感じです。
役職 | 年収(額面) |
先輩(5年目平社員) | 430万円 |
先輩(10年目平社員) | 480万円 |
リーダー | 500~600万円 |
マネージャー | 550~650万円 |
1社目と比べるとかなり年収が高くなっていますね。
リーダークラスだと500万円以上、平社員でも400万円台を安定してもらえます。
2社目は会社の規模が大きく営業力が強かったため、単価の高い商流の浅い案件を多く取り扱っていました。
そのおかげで従業員に支払われる給料も高くなっているとのことでした。
同じSESでも会社によってこんなにも年収に差があるなんて驚きですよね。
SESの年収の限界値は?
800万円くらいが限界値だと思います。
少なくとも私のかかわったとこある人では1人だけ年収800万円の人がいました。
ただ、800万円はほぼ理論値のようなものなので現実的ではありません。
実際にこの人は以下のような条件をクリアしたため年収800万円に到達することができていました。
- 高還元SESに在籍
- PMとして大手SIerからの直請け案件に参画(超高単価)
高還元SESというのはピンハネ率を従来のSESよりも低く設定することで高い給与水準を実現しているSESのことです。
とてもじゃないけど現実的ではないですよね。。。
私もこの話を聞いた瞬間「これ再現性なくね?」と思ってしまいました。
ですので再現性のある年収での限界値は600万円が妥当だと思います。
年収600万円であれば私も何人も見てきましたし、SESに長い期間在籍していれば到達する可能性は十分にあります。
ちなみに800万円もらっていた人はめちゃくちゃ優秀でした!
SESエンジニアの年収の上げ方
年収を上げる方法としては以下の4つになります。
1つずつ見ていきましょう。
1.単価の高い案件に参画する
単価の高い案件に参画することで年収を上げることができます。
どのくらい上がるのか少し簡単にシミュレーションしてみましょう。
例えば、Aさんがピンハネ率50%のSESで単価50万円の案件に参画していたとします。
そうすると、Aさんに支払われる給料は単価50万円の50%である25万円になります。年収換算だと300万円です。
この後、Aさんは単価60万円の案件にチェンジになりました。
すると今度は、Aさんに支払われる給料は単価60万円の50%である30万円になります。年収換算だと360万円です。
結果的は単価が上がったおかげで年収60万円アップしたことになります。
このようにSESエンジニアの給料は単価によって上下するので、単価の高い案件に参画するということは年収を上げるための要因と言えるでしょう。
中には単価が上がったのにもかかわらず給料を上げてくれないSESも存在します。
実際に私が最初に入社したSESもそうでした。
頑張って単価を上げたにもかかわらず給料に反映されないのはモチベーション下がりますよね。。。
2.昇格して役職持ちになる
役職持ちになると「役職手当」が支給されるので年収を上げることができます。
私が過去にいたSESだとリーダー手当が4万円、マネージャー手当が7万円のように支給されていました。
年収換算だと50~80万円くらいのアップでしょうか。
役職持ちになるには長く勤めつつ、マネジメント能力を会社に評価される必要があるので大変ですが、年収の上げ幅はけっこう大きいです。
今後、今の会社から転職するつもりのない人にはおすすめの方法と言えるでしょう。
3.資格手当をもらう
資格を取得し資格手当をもらうことで年収を上げることができます。
実際に私も4つの資格を取得し、資格手当だけで2万円以上もらっていました。
年収換算だと20万円くらいのアップです。
またこの方法は、ただ年収が上がるだけではなく資格も取得できるので一石二鳥です。
ハードルも低めなので全員におすすめできる方法と言えるでしょう。
4.転職する
結局のところ転職が一番おすすめです。
50万円くらいは全然上がります。
別にSIerや事業会社への転職じゃなくても、SESから別SESの転職で50万円くらいは上がります。
実際に私も1回目の転職活動時は定型業務しかやっておらずスキルも全然なかったのでうまくいくか不安でした。
ただ、根気よく転職活動を続けていたらスキルのない私でも、年収90万円アップで内定をもらうことができました。
こんな感じでSESからSESへの転職でも大幅年収アップは可能です。
もし「年収を上げるために転職したいけどスキルがない。。。」と思っている人も転職活動だけしてみるのもおすすめします。
割と優良企業の求人は探せば出てくるので、転職活動をしていればそういった求人に出会うことができるかもしれません。
また、IT業界は人手不足なので応募すれば内定をもらえる可能性も高いと思います。
実際に私も2回目の転職時に大手SIerに応募したのですが、4人の採用枠に私含め2人しか応募が来なかったのであっけなく内定をもらうことができました。(ただ、やっていける自信がなかったため辞退しました。)
大手SIerでもこんな状況なので他企業であればなおさらチャンスは大きいと思います。
このようなことからIT業界での転職は意外とあっさりでき、年収も大幅に上がるので年収を上げる方法としておすすめします。
SESのデメリット・将来性
SESのデメリットやSESの将来性については別記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。
SESのメリット
SESののメリットについては別記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。
SESの退職方法
SESの退職方法は別記事にまとめているので興味のある方はご覧ください。
まとめ
この記事のまとめです。
・私と同僚のSES時代のリアルな年収を公開
・SESの年収の限界値は800万円だが現実的ではない
・年収を上げる方法は転職が一番おすすめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント